選挙は、暮らしや社会生活を送るうえで必要不可欠なものですよね。
また、2016年6月の国政選挙より、選挙権が20歳から18歳に引き下げられ、より多くの人にとって身近なものとなりました。
しかし、実際に皆さん選挙についてどのような思いや考えを抱いているのでしょうか。
そこで今回は、21〜61歳以上の男女を対象に選挙についての調査を実施しました。
質問は下記の4つです。
①選挙はオンラインでも投票できるようにすべきですか?
②候補者名をアナウンスする選挙カーはあなたにとって効果がありますか?
③どの政党に投票したか聞かれた場合、答えますか?
④公約の達成度が低い場合、何かペナルティがあった方が良いと思いますか?
人にはちょっと聞きづらい選挙事情、世間の方はどう思っているのか結果を交えながらご紹介します。
【調査概要】
調査期間:2022年7月
調査対象:21〜61歳以上の男女161名
調査方法:インターネットによる任意回答
目次
アンケート回答者の年齢・性別
選挙はオンラインでも投票できるようにすべきですか?
まずは、オンラインでの選挙にするべきか?という質問です。
『オンライン対応すべき(79.5%)』、『オンライン対応すべきでない(20.5%)』と結果が出ました。
約8割の方がオンライン対応すべきと答えたことから、ほとんどの方がオンラインでの選挙を望んでいることが分かりました。
理由としては、
オンライン対応すべき(80%)と答えた方の意見
・人混みや行く手間を避けられる、時間を気にせず投票できるからです。(20代女性)
・若者の投票率を上げるため。(30代女性)
・気軽にスマホで投票できたら投票率が上がると思います。(40代女性)
・コロナ感染予防でオンラインがいいです。(30代男性)
・時間がなくて選挙に行きたくても行けない人もいると思うので、対応すべきだと思いました。(20代女性)
・高齢者や小さい子どものいる人、体が不自由な人など投票に出掛けられない人がいるから。(30代女性)
などがありました。
オンラインでの投票は、時間を気にしないでいつでも投票できる点が良いという意見が多くあがりました。
特に感染症対策を考えると、オンラインはとても有効ですよね!
また、オンラインは気軽にできるため、若者を中心とした投票率が上がるのではないかという声もありました。
さらに、仕事の都合・家庭の事情・身体の都合などで投票に行きたくてもいけない人がいるため、オンラインの投票に賛成する方もいらっしゃいました。
オンラインなら、わざわざ投票所に行かなくてもいいので手軽でいい!
小さい子供がいるので、場所や時間を選ばずに投票できるのは助かります。
一方で、2割の方はオンライン対応すべきでないと答えました。
理由としては、
オンライン対応すべきでない(20%)と答えた方の意見
・不正が行われやすくなる可能性があるから。(40代男性)
・オンラインで投票できると、誰しも簡単に投票できるようになるので安易な投票が増えることを危惧しているからです。(20代女性)
・オンラインの場合、ネットワーク上でのトラブルや個人情報が流出する不安がある為です。(30代女性)
主に不正や個人情報流出を不安視する理由から、オンラインでの投票を反対する意見がありました。
ただでさえ、個人情報流出などの事件が後を絶たないので、オンラインの投票に不安を感じるのは仕方がないのかもしれませんね。
また、オンラインの投票は敷居が低くなるため、安易に投票する人が増えないか心配する声も見受けられました。
イタズラとまではいかずとも、あまり考えないで投票してしまう人がいると、ちょっと不安ですよね。
不正投票がありそうでコワイ・・・
ネットワークのトラブルや個人情報流出は大丈夫なの?
候補者名をアナウンスする選挙カーはあなたにとって効果がありますか?
次に、選挙カーは実際に効果があるの?という質問です。
結果は、『効果がない(83.9%)』、『効果がある(16.1%)』でした。
なんと、8割以上の方が効果ないと答える結果に…!
あれだけ目立つ選挙カーですが、なぜ効果がないと答える方が多かったのでしょうか…?
理由を見てみましょう。
効果がない(84%)と答えた方の意見
・ただ煩いだけというか雑音にしか感じないので。(50代男性)
・うるさいと感じてしまうとむしろ投票したくない気持ちもあるので逆効果。(30代女性)
・街中で候補者名を連呼されなくても投票したい人の名前は自力で把握できる。(40代女性)
・アナウンスカーは名前を連呼しているにすぎず、政策や考え方まではわからないから。(20代女性)
多くの方が、選挙カーのアナウンスはうるさく感じると答えました。
選挙カーは、大きなアナウンスで街なかを駆け巡りますよね。
名前をアピールするので、大きな音になってしまうのは仕方がありませんが、大半が迷惑に感じてしまうようです…
また、わざわざ名前を連呼せずとも、投票する人は自分で調べるから効果的ではないと答える方もいらっしゃいました。
勉強や仕事をしている時に選挙カーが通ると、うるさくて集中できない!
名前を連呼するだけでは意味ないのでは……?
一方で、効果があると答えた理由は下記となります。
効果がある(16%)と答えた方の意見
・候補者について関心をもつきっかけになるから。(30代女性)
・選挙カーでアナウンスがあると、候補者名が印象に残るからです。(30代女性)
・うるさくてイラつくが名前は少しずつ知ることができるから。(40代男性)
選挙カーのアナウンスをキッカケに名前を覚えたり、選挙への関心が持てるという声がありました。
選挙カーが通り、名前が耳に入ってしまえば何となく覚えてしまった経験、皆様にもあるのではないでしょうか…?
選挙カーで通った候補者の○○さんってどんな人なんだろう〜?
どの政党に投票したか聞かれた場合、答えますか?
どの政党に投票したか聞かれたら皆さんはどう答えますか?
選挙の投票って、ちょっと話しづらい内容かもしれません。
調査したところ、下記の結果が出ました。
『家族には答える(69票)』、『友人には答える(15票)』、『職場の人には答える(3票)』、『誰でも答える(22票)』、『誰にも教えない(69票)』。
家族には答える(69票)と投票した方の意見
・家族と情報共有のため。(40代男性)
・家族とは何でも話をするからです。(40代男性)
・家族とは、普段から政治の話をよくしているので、お互いの考え方はわかっているから。(50代女性)
友人には答える(15票)と投票した方の意見
・信頼関係のある相手には票を投じた政党を明かしても支障は感じられない。(40代女性)
・親しい人に隠したい内容ではないから。(30代女性)
職場の人には答える(3票)と投票した方の意見
・特に隠す理由がないため(30代女性)。
・個人の意識を尊重してくれる人たちだと思っているからです。(30代女性)
誰でも答える(22票)と投票した方の意見
・特に隠す理由が見当たらないから。(30代男性)
・政治についてオープンに話したいから。(30代女性)
誰にも教えない(69票)と投票した方の意見
・面倒な話になったら嫌だから。(30代女性)
・違う政党を支持していたら気まずいから。(40代男性)
・争いになることがあるかもしれないから言うことは極力避けたいから。(20代女性)
・投票は本人の自由意思だから。(50代男性)
家族には答える人と誰にも教えない人の票が同数でした。
家族なら答えても差し支えないけど、友人や職場の人だと厄介なことになる可能性も考えられます。
エチケットやマナーの話でも、政治の話はタブーとされている風潮もありますしね!
また、話しても人間関係に影響がない関係なら話せるという意見もあったことから、相手との関係性によって変わることが分かりました。
一部の方は隠す必要はなく、政治の話も積極的に話したいから誰でも答える、という方もいらっしゃいました。
違う政党と分かって、人間関係が悪くなったらイヤだなぁ…
家族や信頼できる相手なら話すかな〜
公約の達成度が低い場合、何かペナルティがあった方が良いと思いますか?
候補者たちは、さまざまな公約を発表しますよね。
公約はあくまで公約なので、必ずしも達成できるとは限りません。
では、ズバリ公約の達成度が低い場合は、ペナルティがあったほうがいいのでしょうか?
結果は、『ない方が良い(29%)』、『あったほうが良い(71%)』でした。
約7割の方が、公約の達成度が低い場合はペナルティがあったほうが良いと答えました。
確かに票を入れた側からすると、公約が達成されないとガッカリですよね。
また、公約が決め手になった場合もありますから、裏切られた気持ちになってしまうでしょう。
ただ、公約は約束というより目標の意味合いが強いため、わざわざペナルティを課す必要もないと考える方もいらっしゃいます。
公約はきちんと守って欲しいな〜
達成できなくても公約なんだから仕方がない
まとめ
以上、 選挙に関するアンケート調査結果をご紹介しました。
選挙は、今後も私たちの生活と切っても切れないものです。
一人ひとり、選挙に関する考えや思いは異なり、さまざまな意見を聞けました。
普段はなかなかオープンに話す機会も少ない内容なので、新鮮に感じた方も多いのではないでしょうか?
また、これまであまり選挙に興味を持てなかった方は、本記事をキッカケにぜひ関心を持ってみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました♪